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Ferrari

ベルギー王レオポルドは、かつてエルネスト・コルナゴのことを「自転車界のフェラーリ」と呼びました。コルナゴが最も成果を挙げているコラボレーション企画の相手がイタリアの F1カーブランド、フェラーリであることは必然的というべきでしょう。

エルネスト・コルナゴとエンツォ・フェラーリが最初に知り合ったのは、1986年後半のこと。以来、2人の協力により次々と革新的な自転車が生み出されていきました。

単に「Concept」として知られる第一号の自転車。数年、いや、数十年も時代を先取りしたこの自転車は、カーボンファイバーフレーム、ストレートフォーク、油圧ブレーキ、変速システムを完全に内蔵させたチェーンステイで世界を驚かせました。

Conceptフレームは、現在のEPSフレームに見られるさまざまなアイデアを満載していました。たとえば、手作業で高圧縮・高弾性カーボンファイバーチューブおよびラグを加圧加熱してモールド成型する技術などです。

このフレームの誕生後まもなく、コルナゴ初のカーボンファイバー自転車、C35の生産が開始されました。モノコック構造(ワンピース構造とも呼ばれる)のフレームはC35の後継モデルで、現在のCX-1に受け継がれています。

コルナゴとフェラーリ双方のブランド名を掲げた最初の限定版自転車、CF-1は、わずか500台しか生産されず、カール・ルイスなどトップアスリートたちや、俳優のロビン・ウィリアムス、トム・クルーズらが購入しました。

フェラーリとの技術提携なくして、これらの自転車の誕生はありえませんでした。フェラーリエンジニアリング部門により提供された高度な技術レベルと優れた専門知識は、従来の自転車デザインにおいてはまったく未開の領域でした。

エルネスト・コルナゴは、現在もフェラーリの現会長、ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロと親交を深めており、フェラーリとの共同開発は、フェラーリカラーのEPS特別仕様車、CF-7限定版となって継続されています。